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丸山眞男と藤田省三の水脈に立つ思想史家・市村弘正は、鶴見俊輔や加藤典洋をはじめ、戦後日本を代表する論者たちから高く評価されてきた。このたび、稀代の読書人でありながら寡作をもって知られる市村の全仕事を、上下2冊の個人著作集に収録。上巻には単行本デビュー作『「名づけ」の精神史』をはじめ『標識としての記録』『小さなものの諸形態 精神史覚え書』など計3作を収録。また、月報「市村弘正研究ノート 上」には、石川健治、宇野邦一、佐藤健二、杉田敦、ジョン・ブリーン、細見和之、矢野久美子、龍澤武等々、各界を代表する豪華メンバー8名が、それぞれの熱い思いをエッセイとして寄稿。時代の断層を鋭く見つめ、根源まで考え、石に刻むように書き残してきた市村の言葉は、自身が深く傾倒する批評家ベンヤミンさながらに、混迷の時代に向き合う読者一人一人の思考を、アクチュアルに揺さぶり続けるだろう。全巻の構成上巻「名づけ」の精神史標識としての記録小さなものの諸形態 精神史覚え書初出一覧(上巻)下巻敗北の二十世紀読むという生き方単著未収録論考附録(『みすず』読書アンケート他)著者解題後記初出一覧(下巻)人名索引(上・下巻)著者略歴1945年生まれ。思想史家、批評家。法政大学元教授。中央大学法学部を卒業後、法政大学大学院で藤田省三に師事。『「名づけ」の精神史』(みすず書房、1987年)で単行本デビュー。著書に『標識としての記録』(日本エディタースクール出版部、1992年)、『小さなものの諸形態−−精神史覚え書』(筑摩書房、1994年)、『敗北の二十世紀』(世織書房、1998年)、『読むという生き方』(平凡社、2003年)、共著に『この時代の縁で』(平凡社、1998年、吉増剛造との共著)、『社会の喪失』(中公新書、2005年、杉田敦との共著)などがある。また、『論集 福沢諭吉』(平凡社ライブラリー、2017年)や『小尾俊人日誌 1965−1985』(中央公論新社、2019年)の出版に編者として携わる。
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出版社からのコメント
丸山眞男と藤田省三の水脈に立つ思想史家・市村弘正は、鶴見俊輔や加藤典洋をはじめ、戦後日本を代表する論者たちから高く評価されてきた。このたび、稀代の読書人でありながら寡作をもって知られる市村の全仕事を、上下2冊の個人著作集に収録。上巻には単行本デビュー作『「名づけ」の精神史』をはじめ『標識としての記録』『小さなものの諸形態 精神史覚え書』など計3作を収録。また、月報「市村弘正研究ノート 上」には、石川健治、宇野邦一、佐藤健二、杉田敦、ジョン・ブリーン、細見和之、矢野久美子、龍澤武等々、各界を代表する豪華メンバー8名が、それぞれの熱い思いをエッセイとして寄稿。時代の断層を鋭く見つめ、根源まで考え、石に刻むように書き残してきた市村の言葉は、自身が深く傾倒する批評家ベンヤミンさながらに、混迷の時代に向き合う読者一人一人の思考を、アクチュアルに揺さぶり続けるだろう。全巻の構成上巻「名づけ」の精神史標識としての記録小さなものの諸形態 精神史覚え書初出一覧(上巻)下巻敗北の二十世紀読むという生き方単著未収録論考附録(『みすず』読書アンケート他)著者解題後記初出一覧(下巻)人名索引(上・下巻)著者略歴1945年生まれ。思想史家、批評家。法政大学元教授。中央大学法学部を卒業後、法政大学大学院で藤田省三に師事。『「名づけ」の精神史』(みすず書房、1987年)で単行本デビュー。著書に『標識としての記録』(日本エディタースクール出版部、1992年)、『小さなものの諸形態−−精神史覚え書』(筑摩書房、1994年)、『敗北の二十世紀』(世織書房、1998年)、『読むという生き方』(平凡社、2003年)、共著に『この時代の縁で』(平凡社、1998年、吉増剛造との共著)、『社会の喪失』(中公新書、2005年、杉田敦との共著)などがある。また、『論集 福沢諭吉』(平凡社ライブラリー、2017年)や『小尾俊人日誌 1965−1985』(中央公論新社、2019年)の出版に編者として携わる。